発達障害や特性のあるお子さまに 運動を通して幸せな世界をツクル~「楽しい」の力を最大化~

未就学児を対象としたスポーツ療育特化型の児童発達支援施設・Lii sports studio(リィ スポーツ スタジオ。以下Lii)。ここに通うことで子どもや保護者が感じることのできる「楽しさ」とともに運動の大切さについて、代表の廣瀬あゆみさんにお話を伺いました。

代表:廣瀬あゆみさん

 

すべての土台は「運動」

人間は運動をすることで脳からドーパミンなど数々の神経伝達物質が出ます。これは心地良さや多幸感が得られるとともに、意欲形成やホルモンの調節、学習効果など多くの生命活動に関与しています。人間は、運動によって進化繁栄してきたと言っても過言ではありません。つまり、運動をすることは私たちが幸せに生きていく中でとても大切なこと。スプーンや箸を使うにも指先の感覚や力加減など様々な要素が必要で、それら全ての土台は運動です。療育を必要とする発達に困り感のあるお子さまは、その感覚が必要な運動によって統合されていないケースも多いと言えます。(感覚統合*)Liiでは楽しみながら幼児期に必要な運動ができる環境づくりと、あわせてもっと運動をしたくなるような仕掛けで支援をしています。

*複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能

 

 

 

どんな子でも楽しめるものを

その楽しさの一つにあるのがデジタルスポーツ療育。様々なお子さまに体験してもらい開発、現在約200以上のプログラムがあります。良い行動が増えるほど報酬がもたらされるような設計で、それを運動に用いることで、もっと運動をしたくなる仕掛けに。あわせて、ゲームのような楽しさと、ワクワクする空間、圧倒的に明るいコーチの支援で、運動を習慣化し、「楽しい」の力を最大化させることを目標としています。

 

マンツーマン支援と保護者分離の必要性

お子さまの未来の自立のために、一人ひとりの個性に合わせたマンツーマン支援を行なっています。年長児では集団生活に慣れさせるために5名くらいの小集団を選択される方も。子どもが運動をしている時間、保護者の皆さんにも休息してもらえるように保護者分離を行なっています。初めのうちは泣いてしまう子もいますが、コーチが楽しそうに運動をしていると一緒に体を動かしはじめます。その成果は撮影して動画で保護者に見てもらっています。

 

もっと運動の大切さを広めたい

画一的な指導や運動能力の高い人が評価されやすいといった、学校の体育指導がきっかけで運動嫌いになる方が多いと言われています。能力の高さではなく、運動を楽しみ少しでも運動が身近になることで、その後の人生が変わっていくと思っています。だからこそ、全人類が運動する社会になることを願っています。そのために、Lii sports studioを拡大していきます。全ての人が運動により心身ともに健康になる世界を作ります。

 

「その子らしさ」が作られる前の場所として

いろんな運動とさまざまな機会を提供することを通じて、自分は何が好きなのかを見つけてもらえたいです。それが「その子らしさ」に繋がっていくのかなと思います。この場所は「その子らしさ」を生かす前、形成する“前”の場所と言えるかもしれません。Liiで好きなことを見つけたりできることが増え、選択肢がたくさん増えて、形成されていく土台となることを願っています。将来、その子が幸せに人生を選択していくことに寄与できたら嬉しいです。


ドアを開けると圧倒的な明るさと元気あふれるコーチが待っているLii sports studio。ここで感じた「楽しい」の力は子どもの成長に大きく関与することでしょう。もし子どもの成長に悩みを抱えているなら気軽に訪れてみてください。あなたが探していた親子で心から笑顔になれる場所に出会えます!

スポーツインストラクション・児童発達支援・放課後等デイサービス
株式会社リィ
本社:名古屋市昭和区御器所通3丁目8-1 御器所セントラルビル3A

株式会社リィ公式サイト

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