「頼れる自分」になれたこと  ~同居をメリットに感じる私

子ども3人と自営業の主人、主人の両親の7人で暮らしています。

実家で祖母と暮らし、母との関係もみていたので、同居に抵抗がなかったはずでしたが、そんな私でも当初は常に誰かの気配を感じることにデメリットを感じました。 長女の出産前に仕事を辞め、日中も家にいるようになったら、自分の家なのに気が休まらないって思ったくらいです。

 

 

子どもに関しても、出産するまでは絶対的に可愛い存在だと思っていました。しかし、それまでわりと自分の思うように生きてきた私。初めての子育ては、思い通りにならない上に体のだるさもあり、手放しで可愛いとは言えず。かといって、私が他の家事をしている間にお義母さんの抱っこで寝てたり、準備しておいた離乳食を食べさせといたよって言われた時には、嫉妬のような敗北感のような、私の役割を取られた悔しさというか…。

その頃の私はママ友に頼ることも苦手でした。自分のことは自分でやらなければいけないという考えに縛られ、自ら壁を作っていたのかもしれません。その後、2人目、3人目を出産したこと、PTA活動やコーチングの勉強をしたこと。年を重ねてきたからか、できる人ができることをやればいいという考えになれて、ぐっと楽になりました。

思えば、結婚当初の仕事を続けている間は帰ったら夕飯ができていたり、子育ても手伝ってくれたり。自分から甘えたり頼ったりするのが得意ではなかった私にとって、実の母より世話を焼いてくれるお義母さんで良かったのかも。

周りからは、「同居って大変だね。」ってよく言われますが、「そうですね、お義母さんが。」って思います(笑)。

今は私の予定で早く帰れない時とか、家に誰かがいることがありがたいです。そう思えるようになり、デメリットがメリットに変わりました!

 

 

家族はもちろん、誰かが手を差しのべてくれたら、遠慮しないで受け取った方がうまく行くよ、自分に優しくなれたらまわりにも優しくなれるよって、あの頃の私に教えてあげたいです。

 

(自営業の妻 三人姉弟をもつママの「カタチ」)

 

いろいろな子育ての「カタチ」

10の家族には10通りの子育てがあります。
子どもが、親が、笑顔になれる時間があるなら…そこに間違いはありません。
ただあるのは、それぞれの環境や立場の「ちがい」のみ。
誰かと違っても、あなたと違っても。

その「ちがい」を認めることから子育ての多様性が広がります。
~まずはいろんな子育てのカタチを知ってみませんか?

-取材記事