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取材記事

「知育ism」

「旅したい心」を叶えてくれる人形

ついに今日から9月。

学校や幼稚園もはじまり、日常が帰ってきましたね。

お休みの余韻を惜しみながらも、今日からの毎日も健やかに楽しみたいものです。

 

ところで、この夏休みは久しぶりに「行動制限のない夏」でした。

帰省や観光、近くから遠くまでのお出掛けを楽しめましたか?

多くの人が暑さやウイルスの対策をしながらも楽しく過ごせたことでしょう。

 

 

しかし、そんな自由を謳歌できる長い休みにも関わらず、お出掛けするのが困難な人もいます。

仕事や勉強…なら落ち着いたときに行けますが、もしそれが病気だったら?

しかも、短期的なものではなく、続いているものならお出掛けは大変だったり、旅行なんて夢のまた夢に感じる人もいるかもしれません。

 

 

人生の楽しみのひとつでもある「旅」。

それが困難な子どもたちもいます。

そんな状況をあるアイデアから叶えていこう!としているのが【旅する人形プロジェクト】。

 

このプロジェクトは病気で長期入院をしていたり、自宅療養を続けている子どもが対象。

自由にお出掛けが難しい子どもに代わり、その子の行きたい場所へ、人形が旅をするプロジェクト。

 

希望者を募ったのち、その子のための、オンリーワン人形の制作者を募集。

それとともに、人形を旅先まで連れて行ってくれる『旅人』も探したのち、人形とともに、いざ旅へ!

 

2022年3月には第一回目としてゆうや君の夢であった大自然を堪能する雪山の旅に出かけました。

 

普段はバギーでの生活をしているゆうや君。

この日のために『旅人』は、ゆうや君が旅に持っていきそうなものをリストアップした旅のしおりを作ってくれたとのこと。

そして、現地からはzoomを繋ぎ、「今から山に登るよ」と雪山を楽しむゆうや君人形の姿を送ってくれたそうです。

 

 

人形ではあるけど、ただの人形でない。
『その子そのもの』になって、いろんなところに旅をし、その土地の空気を感じ、景色を見て、心を躍らせてくれる存在。

そんな心のこもった旅をどの子にも体験してもらいたい思いで開催しているのはNPO法人ぷくぷくばるーん・運営代表の大竹由美子さん。

大竹さんは病気で長期入院をしている子どもに楽しい気持ちとワクワク感を感じてもらいたい思いから『ぷくぷくばるーん』を立ち上げ、病院訪問をし、バルーンを通じて楽しい時間を伝えていました。

ただ、コロナ禍となり、病院へ訪問することもできなくなった今。

人形が旅をすることで、子どもたちに新たな楽しさを伝えていけるよう、同じ志をもつ仲間とともに活動しています。

 

 

これからの季節もどこかで旅をしている人形を見かけるかも。

そんな人形と旅人を見かけたら、笑顔で旅する人形に声を掛けてあげてくださいね。