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取材記事

「知育ism」

高校生が思う「ふつう」って?

SDGs:持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)

17のゴールとそれをさらに具体化した数値目標を含む169のターゲットが採択され、『地球上の誰一人として取り残さない』ことを誓い、2030年までに達成することをめざしている。

 

高校生と大学生の6人が、[自分たちでもできる、身近なSDGs] として、2021年夏にチャレンジ活動をしました。その記事を読まれた方からは「高校生たちの取り組みに感銘を受けた。」などの声も届きました。

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その彼らに、知育ism冬号・2021の特集でもあった『子育ての「ふつう」って?』に合わせ、学生の彼らが感じる「ふつう」とは何か、を聞いてみました。

大人になる少し前の、彼らだからこそ感じる思い。そこには、まだ小さな子どもを育てているパパママにも知ってほしい言葉が散りばめられていました。

 

僕たちが思う「ふつう」って?

 

・「ふつう」を決めてしまうと、この世の中がつまらなくなる。人それぞれの物差しがあり、一人ひとりの「ふつう」があると思う。

・国と国によっても「ふつう」は違う。一人ひとりの「ふつう」とは、それまでその人がやってきたこと、見てきたこと、感じてきたことがその人の「ふつう」をかたどっているのでは。グローバル化が言われているが、一人ひとりの物差しを少しずつ合わせていくことこそグローバル化なのではと思う。

・「ふつう」という言葉は嫌い。辞書を見ると“真ん中・みんながやっていること・固定概念”とあるが、みんなしていることはしたくない。『普通、高校生はしない。』…という概念を壊したい。そんな固定概念を壊した先には、それぞれの個性が出て、より良い世界が生まれると思う。閉ざされている部分をなくしていけば差別も無くなっていくのではとも思う。

・「ふつう」の概念がなくなればいいなと思う。そうしたらいろんなチャレンジをする子が増えるのでは。また、自分自身も「ふつう」ではない活動を発信していくことで、その輪が広がり、やってみたいなと思ってほしい。

・「ふつう」という言葉は存在しない。人それぞれに価値観があり、基準がある。自分個人でみたら存在する「ふつう」も、グローバルで考えると文化も違う。その互いの文化を尊重し合えるようになれたら格差や差別もなくなるのでは。

 

 

今回取材に応じてくれた彼らには「ふつう」の世界は狭いのかもしれない…。
そんなふうに感じたとともに、改めて「ふつう」について考えさせられました。

つい、子どもに「普通にしなさい。」「普通はできるよね?」…なんて声を掛けてしまいがちな方。あなたの「ふつう」は子どもに伝わっているのか、それは本当に正しいことか、などを考えるきっかけになれたら。

 

 

子どもの意見を尊重してほしい

 

今回のSDGsチャレンジを企画したのは『「ふつう」ではない活動を発信していきたい…』と話してくれた東郷高校OBであり、現在は大学生の村井さん。

これまでにも様々なチャレンジをしています。その一つにあるのが自転車旅。2020年、“コロナ禍の愛知県をひとつにしたい”思いから有志とともに全54市町村を自転車で巡り、それぞれのメッセージを聞いていきました。このとき、ともに旅をしたのが今回のSDGsチャレンジをした2、3年生。

他には練習なしでフルマラソンをして無事完走する、という「ふつう」ではないチャレンジも。

そんな想像できないことを形にしていった村井さんだからこそ、ともに過ごす仲間たちの信頼も厚いのだと思います。SDGsチャレンジをしたメンバーに聞いてみたところ、「村井君のように企画したら(年齢に応じて)、やっちゃいけないこと以外はどんどん子どもにやらせてあげて。」と話していました。

 

 

そんな村井さん自身、幼少期はどんな子どもだったのか、そして小さな子どもを持つ親はどんなふうに子どもと関わってほしいかを聞いてみました。

小さな頃からやりたいと思ったことはやらせてくれる家庭でした。その際は直ぐにOKではなく、「これはどうなの?」などの質問がきました。そのこと(やりたい理由)をきちんと答えれたら許可が出る、という感じです。それは現在も。その経験から、親が質問をして、子どもが答えれたら(危険なこと以外は)やらせてあげてほしいと思います。まだ言葉が足りないかもしれませんが、下手な回答であっても子どもの意見を尊重してほしいです。