【ワタシらしい社会活動】ママエンジェルス

2019 年に創⽴されたママエンジェルス。
2023 年現在では北海道から沖縄、さらには海外まで活動するという⼤きな組織。
395 チームそれぞれが「いのちが優先されるみんなが暮らしやすい社会」を⽬指して、ボランティアで活動中。今回はママエンジェルス愛知代表である清⽔公美⼦さんにお話を伺いました。

清水久美子さん

 

Q.「ママエンジェルス」とはどんな団体なのですか?

市民の立場から行政機関に対して社会的な課題を解決するために対話を行い、相互理解を図り、協働で課題を解決するための施策の実現を目指すママたちを中心とした消費者団体です。日々の生活の中で感じる「こうだったらいいな」をひとつずつ叶えていただいています。

 

Q.「いのちが優先されるみんなが暮らしやすい社会」と HP にありますが、どんな社会をイメージされているのですか?

チームそれぞれ捉え方は違うのですが、ママエンジェルス愛知としては、この地球に存在するすべてのいのちが循環する「共存共栄」のイメージを持っています。一人一人の価値観を尊重して認め合い、多様性を活かしあえる社会を、子どもたちと共に描いていきたいです。

 

Q.今ある環境をより良い環境へ変えるべく、⾏政とも対話をし、お互いの気持ちを通わせているように感じました。「⾃分たちの思い」を訴えるのに対話をしていくと理想から揺らぐようにも感じたのですが、敢えて対話姿勢を取っているのに意図はありますか?

ありがとうございます。わたしたち消費者の想いを要望として伝えていくことはとても大切なことだと思います。ただ、課題解決に向けて一歩を踏み出すには、テーマについてのお互いの共通目的を見つけることがとても大切だと感じているので、対話を第一に活動しています。行政を応援する立場として、継続的な信頼関係を築いていきたいという想いもあります。

 

Q.⾷に対しての関⼼が⾼いように感じました。便利でいろんなものを⾷べることができる⽇本だからこそ、「今伝えたいこと」「⼤切にしたいこと」を教えてください。

”You are what you eat” あなたはあなたの食べたものでできている という言葉があります。今からいただくものがどこで生まれ、どうやって自分にたどり着いたのか意識して「いただきます」と言える文化を大切にしていきたいです。今のように食べものがすぐに手に入る現実は当たり前ではない、そう気づいた方から、次の世代へ食をつなぐためにできることを一人一人が考え、それぞれが行動するときだと感じています。

 

Q.清⽔さん⾃⾝もママということですが、仕事(ママエンジェルスの活動)をしながら⼦育てをしていく⼤変さや逆に良かったことはありますか?

大変なのは、子どもと過ごす時間と活動とのバランス調整でしょうか。自分の力量のなさからですが、〆切がある書類作成など予想外に時間がかかることも多く、ヒーヒー言っています(笑)。良かったことは、自分のチャレンジを娘の成長と重ねられることでしょうか。うまくいかないとき、悔しくて悲しいけれど、でもあきらめない、そんな娘の姿を見ると元気をもらいます。

 

Q.今号のテーマでもある「らしさ」についてなのですが、清⽔さんらしさはなんだと思いますか?

「冒険心」ですかね。自分のアンテナにピンときたものは何でも探求しにいくのが自分らしいなと思います。「面白そう」「ワクワクする」今までの活動はほとんどがそんな動機でスタートしているように感じます。いつも支えてくれる仲間たちには本当に感謝です。

〜ありがとうございました。

誌面では文字数の制約がありましたが、主催者の意向を伝えるために、こちらでは原文のままとさせていただきました。

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