【スクール特集記事】読書教育ならヨンデミーオンライン<後編>

「おうち読書に夢中になる」…そのフレーズに読書嫌いな我が子でもそうなるのか気になる!と思った親御さんもいるかと思います。
どうやったら読書に夢中になる子と変われるのか、気になりますよね。そしてその効果についても。
そんなキャッチフレーズでオンライン読書を展開している「ヨンデミー」代表の笹沼さんにお話を伺いました。

笹沼颯太先生

 

Q. 前出の質問の続きになりますが、ヨンデミーさんを利用する上で親が心掛けることはありますか?

ヨンデミーオンラインでは無料体験が30日間となっています。この30日間の活用状況によって、その後3~6ヶ月のお子さんの変化・成長の度合いが大きく変わることがわかっています。以下の図をご覧ください。

これはダイエットや禁煙外来におけるさまざまな研究を統合した結果、新しい習慣を作るには1ヶ月あればいいということがわかっています。ただし、その1ヶ月間には大きく3つの壁があり、それぞれ1週間目・2~3週間目・4週間目にあたります。これを意識して、最初の1ヶ月でお子さんの習慣を作ることを目指すと良いです。

具体的には、「最初の1週間は本を読まなくてもいい。ヨンデミー先生とチャットでお話しするミニレッスンだけは毎日必ずやる。」ということを徹底していただければと思います。以下の記事でインタビューしたご家庭では、実は一度ヨンデミーをうまく活用しきれず挫折したことがあるそうです。ただ、2回目に「初めの1~2週間」を意識して活用してみたところ、驚くほどの成果が上がったということでした。

https://note.com/yondemy/n/ne119919807d9?magazine_key=md507550949d1

一方で、あまり気負わないことも大切だと思います。特に、お子さんは保護者さんからのプレッシャーを感じると、楽しめるものも楽しめなくなってしまうことが多いです。Yondemyでは本は「楽しく、たくさん、幅広く」読むべきであり、その順番を絶対に守るべきだと考えています。楽しく読めていないのにたくさん読まされてしまうと本が嫌いになる、などのリスクがあるからです。とにかくお子さんが楽しめているかどうかに注視し、無理な負荷をかけないこと。逆に、楽しんでいるのであればこの後は自然と成長するだろうと、ゆったりと構えていただくことがおすすめです。

Q. 幼いうちから読書好きになる・本読みを習慣化することで得られる変化や学びはありますか?

読書を通じてお子さんが得られる成長や学びは多岐に渡ります。また、動画世代の子どもたちだからこそ、読書経験がより一層必要とされているという側面もあります。それらについてはまさにPodcast番組『おうち読書のミカタラジオ』にてたくさんご紹介しております。

「勉強」という側面で言えば、おうち読書のミカタラジオ第29回『勉強嫌いの原因は学力ではなかった! 実例からわかった「思わぬ罠」とは』にて解説している「小学校に上がった途端に子どもたちは読むことが当たり前の生活を送ることになる。教科書やプリント、テストなど、読むことが苦手だと勉強そのものが嫌いになってしまう。」という話や、おうち読書のミカタラジオ第10回『国語、算数、理科、社会……すべての科目に共通する「頑張っても成績が伸びない」の理由とは?』にて解説している「読む速度が全教科のテストの点数の上限値を決めてしまう。」という話が近いでしょうか。

「人生の豊かさ」という側面で言えば、おうち読書のミカタラジオ第32回『「自分らしさってなんだろう……?」いつか悩む子どもたちに届けたい「生き方」とは』、おうち読書のミカタラジオ第26回『豊かな人生ってなんだと思いますか?カギは知的好奇心にあるんです』などが該当しそうです。

そのように読書には本当に多様な価値があるという前提で、ソフトバンク孫正義さん、ファーストリテイリング(ユニクロ)柳井正さん、Amazonジェフ・ベゾスさん、Microsoftビル・ゲイツさん、これら名だたる世界のビジネスリーダーたちの共通点は「猛烈な読書家」であるという事実があります。

例えば孫正義さんであれば、起業後の3年半で3,500冊もの本を読んだそうです。ジェフ・ベゾスさんは個人図書館に14,000冊ほどの本があるそうです。もちろん大人になってから読書を好きになったり、読書習慣をつけることも可能です。ただ、じゃ1年1,000冊、つまり1日3冊のペースで3年半毎日本を読み続けてくださいと言われると、本当に大の本好きじゃないと流石に厳しいんじゃないでしょうか?

つまり、子どもの頃に本を好きになっていない・読書習慣がないというのは、それだけで孫正義級の成功を収める可能性がなくなってしまうということでもあります。例としてはわかりやすくビジネスリーダーを挙げましたが、芸術家だって研究者だって、誰にとっても読書は武器です。

逆に言うと、動画世代の子どもたちは普通にしていたら読書から離れてしまいます。そんな状況の中で、お子さんが読書好きであれば、ただそれだけでぐっと人生が有利になると思いませんか?



子どもに本を贈るだけではなく、一生ものの学びに繋がる「本を読む力」を贈りませんか?
自然と本が読みたくなる秘訣が気になったあなたはHPを要チェック!

誌面では文字数の制約がありましたが、主催者の意向を伝えるために、こちらでは原文のままとさせていただきました。

 

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