多彩で多才な若者たちーFile.9 予祝講師 内田敦仁さん

「小学生で講師?」「予祝って何?」―そんな問いに答えてくれたのはこの春6年生となった内田敦仁(あつひと)さん。5年生で講師としてみんなに伝えたかったことと、敦仁くんらしさについてお話を伺いました。(取材当時は小学5年生・講座を行う前です)
*予祝とは…未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せること。

「予祝」との出会い〜講師を目指したきっかけ

2022年秋に母親と参加した講演会がきっかけで予祝を知りました。夢は叶えるのが大変というイメージだったのが、「夢を叶えたい気持ちにはワクワクしかなく、決めつけ(できる・できない)もない。何よりもその人自身の感情が一番大切」の言葉に心が動かされました。理屈より楽しさ、ワクワク感。そんな楽しいことなら自分もやりたいし、日常に活かしていきたいと思いました。そして、予祝を知る・試していくことでみんなの夢のハードルを下げたいと思ったのが講師になろうとしたきっかけです。

 

毎日の予祝を大切に

予祝を知ってからは毎日の生活に取り入れています。例えば、僕は料理を作るのが好きなのですが、こういう美味しいものを作りたいと事前に頭の中にしっかりとしたイメージを作ります。写真やイラストにして明確に。人間の頭はイメージしたものを現実にしようとする力があるので、それを活かすことが現実へと結びつくようになっています。

 

将来の夢は…

僕の将来の夢は三つ星レストラン(和食)のオーナーシェフになること。その為に、まずはきちんとイメージを固めることが重要です。映像を見て、その通りに作る!と思い、時間の許す限り家族に料理を作っています。家族の評価を聞くとともに、こういう料理が作れて楽しかった、美味しく出来たと思いながら夢を追い続けることを大切にしています。

 

小学生講師となり、伝えたいこと

予祝を学んでからクラスで予祝について発表をしたのですが、その際みんなに夢について聞いたところ、たくさんの人が夢を持っていたことを知りました。その夢を持ち続けられるように、また、夢は難しいと思っている人たちにもワクワクした毎日を送れるように。小学生講師となった僕だからこそ伝えていきたいことです。

 

“敦仁さんらしさ”とは

料理もですが、ピアノを弾いたり本を読んだり、般若心経を覚えることも好き。そんなふうに、どんなことでも興味を持ち、それをやり続けるのが僕らしさだと感じています。

 

僕の予祝方法
① 昨日の楽しかったことや嬉しかったことを書く
② 今日やったら楽しいなと思うことを頭にイメージ
③ イメージしたものを「できた」「楽しかった」と過去形にして文字で書く
④ 次の朝、昨日の楽しかったこと、嬉しかったことを書く  →楽しいループを作ることが大切!

 

「夢を叶える講師」として多くの人にワクワクした気持ちで毎日を過ごしてほしいと話していた敦仁さん。子どもの無邪気さに論理的な思考を持ち合わせているように感じました。子どもだけでなく、大人までも魅了させる彼の存在はこれからも多くの人の夢を支えるとともに彼自身の夢も広がりを続けることでしょう。

-取材記事